2015年05月01日
記者会見№1
(長文です)
内村選手の優勝記者会見の様子が書かれた記事を
見付けたので転記します
【内村航平選手】優勝記者会見(全日本体操総合選手権)
【内村】今日はちょっと朝起きた時からあまり気持ちの面で上がってくるものがなくて、このままいつも通りの構成でやってしまうと怪我をしそうな感じがあったので、全体的に平均15点くらい取れる構成にして「ミスなく無難にやっていこう」っていう演技構成にしました。ミスなくできたので、そこは自分的には良かったのかなと思います。
Q:朝起きて気持ち的に上がってこないというのは、今までも?
【内村】いや、あまり、ここまで上がってこないのは初めてでした。初日、調子が結構良かったので、それでまぁリ・シャオペンを成功させて、少し何かこう出し切った感が若干あったのかなと。それで2日目は上がってこなかったのかなと思います。
練習の時は「疲労感があるな」っていうのはなかったんですけど、種目を1種目1種目消化していく毎に、なんかこう筋肉の疲労が徐々に出てきたりしていて、決めた構成よりももっと下げてやらなきゃいけなくなりました。自分では感じていなかったけれど、体は素直に疲労感が出ていたのかなと思います。
Q:下げたのは平行棒だけですか?
【内村】平行棒だけです。
Q:気持ちと体の疲労感があったから今日の着地だったんでしょうか?
【内村】ゆかは下げたから「全部止めに行きたいな」と思っていたんですけれど、思いのほか体が動いてくれませんでした。2ヶ所止められたんですけど、そこは普通にやったら止まるっていうくらいの技なので、終末技を全体的に今日は止められていなかったから、最後の鉄棒くらいは「止めたかったな」って思います。
Q:大会が始まる前にこの大会は特別な点が三つある、力加減を知りたい、この大会でうまく流れに乗りたい、そして若手の成長が楽しみだ、ということでしたが、この3点について振り返っていただけますか?
【内村】初日はあん馬からで、あん馬がすごく良かった。そこからすごく良い流れで跳馬も成功できました。特に力加減を気にすることなく、普段通りにやれば自分の力が発揮できたので、そこは「いつも通り」を心掛けてやったことで解消できた部分です。2日間ミスがなかったっていうことで、今シーズンの良い流れを先ず作れたかなと思います。
1組に学生がたくさんいて、すごく勢いのある選手たちばかりで、着地もたくさん止めていたので、かなり刺激も貰えました。この中から代表選手が、また来年のオリンピック選手が、「絶対1人は出てくるだろうな」って感じたので、「かなり学生のレベルが上がってきてるな」って実感しました.
Q:心と体がしっかりはまってない中で、自分の中でしっかり適応力、対応力みたいなものを身につけられることがいいかと思うんですけれど、そういう点でのステップアップなど今後年齢を重ねていくと求められることが多くなると思いますが、それに向けてはどうでしょう?
【内村】昨年の国体を経験して、「難度を落としても15点近く自分の実力を発揮すれば、点数を出してくれる」って思っていました。国体を経験したから、難度を落としても90点は取れる自信はついていたので、国体を思い出しながらやっていたのかなと感じます。
あとはやっぱり世界選手権だと1週間近く長く試合をやるんですが、世界選手権だと気持ちの部分で切れたりしなくて、ずっと持続したままできるんです。国内の大会だと若干気持ちの高ぶらせ方が難しいので、「歳を重ねればこういう戦い方もしなきゃいけないのかな」っていうふうにも感じながら、試合をしていました。
Q:リオに向けて演技構成は?
【内村】今日の演技はあまり参考にならないですけど、初日に関してはかなりリオに向けた構成として、「もう少し上げられるかな」っていう手応えがありました。NHK杯は上げるかどうかわからないですけど、次のアジア選手権で上げていこうかなと思っています。
Q:予選で1日できればある程度良かったっていうことですか?
【内村】この構成で試合をやってミスなくやるっていうことが1日だけでもかなり収穫になるので、今回でかなり試合感も戻ったと思うし、リ・シャオペンの気持ちの作り方も得るものはたくさんありました。かなり初日で流れを作れたかなと思います。
Q:本当の意味で試合勝つか負けるかっていう勝負にはなっていない印象をうけたんですが、それに対して物足りなさ等はあるんでしょうか?
【内村】とくに8連覇に関しては、自分の演技をすればついてくるものだとずっと思っていたので、表彰台に上った時もメダルをかけてもらった時も、とくに特別な感情は何もなかったです。でも落としても追いついてくる者がいないとは思っていなくて、自分は「ここの一番上に立っていないと下に刺激を与えられないんじゃないか。自分がこの位置をキープできる間は、やはりずっとキープし続けて、それが日本の底上げになる」と思ってやっています。とくに勝ち負けは、僕は試合では気にしていないので、「自分の持っている演技をずっと維持できれば、日本の力も維持できるんじゃないのかな」って感じでやっています。
Q:小林研也選手が引退されましたが、自分の思うような体操ができないということで引退を決断したと聞いていますけれども、それについては何かありますでしょうか?
【内村】とくにそういうふうには感じなかったですけど、引退した理由はどうあれ、研也さんから教えてもらったこと、得たもの、沢山あったので、「できれば近くでもっと教えてもらいたいな」っていう気持ちが強かったです。こういった試合の時にしか会えないので、そういう時に積極的に「こういう状況になってきました」とか「ちょっとしんどくなってきました」とか「どうすれば良いですか」っていうふうに聞けるチャンスはあると思います。まだまだ研也さんに聞きたいことはたくさんありますね。
Q:競技の間に右肩を中心的にマッサージ受けていましたが
【内村】つり輪が終わった辺りから、練習では最近あまり力が入ってなかったんですけど、今日の試合はすごく力技で力が入りすぎていたので、いつもより中水平の時に力が入りすぎて、ここ(肩周辺)がちょっと張ったというか。痛いっていうより、ちょっと張ってたからほぐしてもらった、っていうぐらいですね。
Q:今年の目標で以前、無心という言葉をテーマに掲げていたと思うんですが、今大会無心という目標はどのようにリオに繋がっているでしょうか?
【内村】無心、でしたっけ?(笑)「オリンピックは無心でやりたい」とは言ったんですけど、今年は無心とは言っていない気がするんですけれど、まぁあまり何も考えてなかったかなっていうことで、結局無心でしたね(笑)。
Q:番組でそういう無心っていうテーマを聞いたので、その無心っていうのは8連覇も意識しないでやるっていう意味だったのでしょうか?
【内村】そうですね。結果的に言えばほんとに8連覇したいと思ってこの大会に臨んでいなかったので、とりあえずDスコアを上げて成功させて、とくに跳馬は「絶対成功させたい」という気持ちで臨んだので、その目標が達成できたから8連覇に繋がった、イコール無心だったんじゃないですか。
内村選手の優勝記者会見の様子が書かれた記事を
見付けたので転記します

先日の記事で書いたこと以外にも
驚くことがたくさんありました…

【内村航平選手】優勝記者会見(全日本体操総合選手権)
【内村】今日はちょっと朝起きた時からあまり気持ちの面で上がってくるものがなくて、このままいつも通りの構成でやってしまうと怪我をしそうな感じがあったので、全体的に平均15点くらい取れる構成にして「ミスなく無難にやっていこう」っていう演技構成にしました。ミスなくできたので、そこは自分的には良かったのかなと思います。
Q:朝起きて気持ち的に上がってこないというのは、今までも?
【内村】いや、あまり、ここまで上がってこないのは初めてでした。初日、調子が結構良かったので、それでまぁリ・シャオペンを成功させて、少し何かこう出し切った感が若干あったのかなと。それで2日目は上がってこなかったのかなと思います。
練習の時は「疲労感があるな」っていうのはなかったんですけど、種目を1種目1種目消化していく毎に、なんかこう筋肉の疲労が徐々に出てきたりしていて、決めた構成よりももっと下げてやらなきゃいけなくなりました。自分では感じていなかったけれど、体は素直に疲労感が出ていたのかなと思います。
Q:下げたのは平行棒だけですか?
【内村】平行棒だけです。
Q:気持ちと体の疲労感があったから今日の着地だったんでしょうか?
【内村】ゆかは下げたから「全部止めに行きたいな」と思っていたんですけれど、思いのほか体が動いてくれませんでした。2ヶ所止められたんですけど、そこは普通にやったら止まるっていうくらいの技なので、終末技を全体的に今日は止められていなかったから、最後の鉄棒くらいは「止めたかったな」って思います。
Q:大会が始まる前にこの大会は特別な点が三つある、力加減を知りたい、この大会でうまく流れに乗りたい、そして若手の成長が楽しみだ、ということでしたが、この3点について振り返っていただけますか?
【内村】初日はあん馬からで、あん馬がすごく良かった。そこからすごく良い流れで跳馬も成功できました。特に力加減を気にすることなく、普段通りにやれば自分の力が発揮できたので、そこは「いつも通り」を心掛けてやったことで解消できた部分です。2日間ミスがなかったっていうことで、今シーズンの良い流れを先ず作れたかなと思います。
1組に学生がたくさんいて、すごく勢いのある選手たちばかりで、着地もたくさん止めていたので、かなり刺激も貰えました。この中から代表選手が、また来年のオリンピック選手が、「絶対1人は出てくるだろうな」って感じたので、「かなり学生のレベルが上がってきてるな」って実感しました.
Q:心と体がしっかりはまってない中で、自分の中でしっかり適応力、対応力みたいなものを身につけられることがいいかと思うんですけれど、そういう点でのステップアップなど今後年齢を重ねていくと求められることが多くなると思いますが、それに向けてはどうでしょう?
【内村】昨年の国体を経験して、「難度を落としても15点近く自分の実力を発揮すれば、点数を出してくれる」って思っていました。国体を経験したから、難度を落としても90点は取れる自信はついていたので、国体を思い出しながらやっていたのかなと感じます。
あとはやっぱり世界選手権だと1週間近く長く試合をやるんですが、世界選手権だと気持ちの部分で切れたりしなくて、ずっと持続したままできるんです。国内の大会だと若干気持ちの高ぶらせ方が難しいので、「歳を重ねればこういう戦い方もしなきゃいけないのかな」っていうふうにも感じながら、試合をしていました。
Q:リオに向けて演技構成は?
【内村】今日の演技はあまり参考にならないですけど、初日に関してはかなりリオに向けた構成として、「もう少し上げられるかな」っていう手応えがありました。NHK杯は上げるかどうかわからないですけど、次のアジア選手権で上げていこうかなと思っています。
Q:予選で1日できればある程度良かったっていうことですか?
【内村】この構成で試合をやってミスなくやるっていうことが1日だけでもかなり収穫になるので、今回でかなり試合感も戻ったと思うし、リ・シャオペンの気持ちの作り方も得るものはたくさんありました。かなり初日で流れを作れたかなと思います。
Q:本当の意味で試合勝つか負けるかっていう勝負にはなっていない印象をうけたんですが、それに対して物足りなさ等はあるんでしょうか?
【内村】とくに8連覇に関しては、自分の演技をすればついてくるものだとずっと思っていたので、表彰台に上った時もメダルをかけてもらった時も、とくに特別な感情は何もなかったです。でも落としても追いついてくる者がいないとは思っていなくて、自分は「ここの一番上に立っていないと下に刺激を与えられないんじゃないか。自分がこの位置をキープできる間は、やはりずっとキープし続けて、それが日本の底上げになる」と思ってやっています。とくに勝ち負けは、僕は試合では気にしていないので、「自分の持っている演技をずっと維持できれば、日本の力も維持できるんじゃないのかな」って感じでやっています。
Q:小林研也選手が引退されましたが、自分の思うような体操ができないということで引退を決断したと聞いていますけれども、それについては何かありますでしょうか?
【内村】とくにそういうふうには感じなかったですけど、引退した理由はどうあれ、研也さんから教えてもらったこと、得たもの、沢山あったので、「できれば近くでもっと教えてもらいたいな」っていう気持ちが強かったです。こういった試合の時にしか会えないので、そういう時に積極的に「こういう状況になってきました」とか「ちょっとしんどくなってきました」とか「どうすれば良いですか」っていうふうに聞けるチャンスはあると思います。まだまだ研也さんに聞きたいことはたくさんありますね。
Q:競技の間に右肩を中心的にマッサージ受けていましたが
【内村】つり輪が終わった辺りから、練習では最近あまり力が入ってなかったんですけど、今日の試合はすごく力技で力が入りすぎていたので、いつもより中水平の時に力が入りすぎて、ここ(肩周辺)がちょっと張ったというか。痛いっていうより、ちょっと張ってたからほぐしてもらった、っていうぐらいですね。
Q:今年の目標で以前、無心という言葉をテーマに掲げていたと思うんですが、今大会無心という目標はどのようにリオに繋がっているでしょうか?
【内村】無心、でしたっけ?(笑)「オリンピックは無心でやりたい」とは言ったんですけど、今年は無心とは言っていない気がするんですけれど、まぁあまり何も考えてなかったかなっていうことで、結局無心でしたね(笑)。
Q:番組でそういう無心っていうテーマを聞いたので、その無心っていうのは8連覇も意識しないでやるっていう意味だったのでしょうか?
【内村】そうですね。結果的に言えばほんとに8連覇したいと思ってこの大会に臨んでいなかったので、とりあえずDスコアを上げて成功させて、とくに跳馬は「絶対成功させたい」という気持ちで臨んだので、その目標が達成できたから8連覇に繋がった、イコール無心だったんじゃないですか。
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Posted by gymnagano at 23:10│Comments(0)
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