2015年05月02日
記者会見№2
(長文です)
つづいて
全日本初優勝の
寺本選手の優勝記者会見です。
【寺本明日香選手】優勝記者会見(全日本体操総合選手権)
【寺本】今回の決勝では4種目とも自分の最高の演技ができました。試合前は優勝の自信がなかったというか、あんまり狙っていませんでした。とりあえず自分の最高の演技を出そうという気持ちだけで臨んだのが、この結果に繋って、いつも全日本で悔しい思いをしていたので、とても嬉しいです。
Q:全日本のタイトルというのは、寺本選手にとってどういう意味がありますか?
【寺本】去年や一昨年は、まだ日本の綺麗な体操に、私は届いてないというのがあって、全日本は日本の体操の綺麗さやまとめた演技を試す試合だと思うので、私にはそういう部分が足りないなと思いました。たぶん全日本は、技よりもまとめる戦いになるので、その面で優勝できたというのは、だいぶ演技がまとまって綺麗になってきたかなと、ちょっと自信がつきました。
Q:綺麗な体操のために何を心がけましたか?
【寺本】Dスコアが落ちているっていうのもちょっとあるかもしれないんですけど、段違い平行棒だとひとつひとつの倒立の姿勢と、流れない演技、流れる時は減点されるので、そういうことを気をつけた演技を練習ではやっています。それを試合でも同じようにやるというのが、今回の課題でした。ゆかや平均台は、練習では私は膝やつま先がちょっと癖でゆるむので、そこを意識したり、ゆかは180度の開きや、余裕をもった演技をやるために体力をつけるという練習をしました。
Q:昨日の演技後は「奇跡」という言葉も出て、1日経って表彰台のてっぺんに上がってみて、改めて初優勝の実感は?
【寺本】 (優勝すると)思ってなかったしイメージもあんまりしてなかったので、これも奇跡なんじゃないかって、今ちょっと感じています。
Q:怪我があって練習も満足にできなかった中での優勝は、小さな頃からずっとやってきたから今日があるのじゃないかと思いますがどうでしょう?
【寺本】怪我をするのは悪いんですけど、怪我からいっぱい乗り越えたり、怪我して間に合うかほんとに危ない時もたくさんあったので、そういう経験が今回にも繋がったなって思います。
Q:全日本の初優勝、これから世界と戦う時にご自分が大黒柱、エースとして女子のチームを引っ張っていくんだという思いは?
【寺本】来年のリオの切符がかかった今年の世界戦になりますが、メンバーも私がいちばん年下だった3年前や4年前よりも、たぶんガラッと替わると思います。去年は自分に必死であまりまとめられなかった、そういう悔いがあったので、今年日本代表に必ず入って、まとめる役をしたいなって思っています。
Q:鶴見選手や笹田選手と一緒の班で演技した感想は?
【寺本】虹子ちゃん(鶴見)や夏ちゃん(笹田)が一緒の班でまわっていて、私はプレッシャーやライバル感っていうよりも、楽しみの方が大きかったです。理想のメンバーというか、尊敬している選手が一緒の班でまわれて、ほんとに今日は楽しい試合ができたし、その中でも自分の演技ができたっていうのも嬉しかったです。最後のゆかのプレッシャーはそんなになかったですし、点数も全然見てなかったので、どういう状況かわかんなかったんです。だからあんまりプレッシャーはなかったです。着地で1日目、ちょっとぐらぐらって乱れたのを意識して、ひとつひとつまとめられたのが良かったなって思います。
Q:今回ずっと笑顔ですが、どういうふうに過去の失敗を乗り越えて、どういうふうな心境で臨んだのが良かったんでしょうか?
【寺本】技に精一杯じゃなかったところかな、と思います。Dスコアを上げるっていうのも大事だと思うんですけれど、攻めるっていうのも大事だなって私は思っていたんです。攻める演技っていうのは自分の中でやりたい演技だったんですけど、今回は怪我で全日本に間に合うか間に合わないか、もう諦めようかと思っていました。それくらい不安だったので、まとめる演技っていうのに決心しました。まとめる演技っていうのは簡単な演技なので、私にとって余裕があって、失敗する気配はなく、落ち着いて演技ができました。
Q:昨日のインタビューで宮川選手が怖いという話がありましたが、今日2位、3位に入った内山選手や杉原選手についてどう思いますか?
【寺本】由綺(内山)は段違い(平行棒)が得意で、私はあぁいう平行棒がやりたいって思ってたんです。由綺は平行棒で怖い存在になったなと思います。2人ともオールラウンダーで、点数も差もあんまりないので、怖い存在ではあります。紗江(宮川)はゆかと跳馬でガツンとしたものがあるので、平行棒、平均台で失敗がなければ、私たちと共に戦える存在となってくると思います。これから伸びる選手だなと私は思います。ですので紗江はホントに怖いです(笑)。
Q:ちょっと気が早いですけど、手が完治したら、優勝連覇を狙っていくのでしょうか?
【寺本】平行棒はもうちょっと戻したいなと思ってます。何週間かやってなくて全体的に体力が落ちていたので、そこを戻して、私がいちばんやりたいのは跳馬の転回1回半(前転とび前方伸身宙返り1回半ひねり)、宮川紗江選手がやってるあの技をいま練習中です。NHK杯は一発勝負なので、跳馬は特に攻めていきたいなと思ってます。段違いは、考え中です。
facebook
体操NIPPON より
つづいて
全日本初優勝の
寺本選手の優勝記者会見です。
【寺本明日香選手】優勝記者会見(全日本体操総合選手権)
【寺本】今回の決勝では4種目とも自分の最高の演技ができました。試合前は優勝の自信がなかったというか、あんまり狙っていませんでした。とりあえず自分の最高の演技を出そうという気持ちだけで臨んだのが、この結果に繋って、いつも全日本で悔しい思いをしていたので、とても嬉しいです。
Q:全日本のタイトルというのは、寺本選手にとってどういう意味がありますか?
【寺本】去年や一昨年は、まだ日本の綺麗な体操に、私は届いてないというのがあって、全日本は日本の体操の綺麗さやまとめた演技を試す試合だと思うので、私にはそういう部分が足りないなと思いました。たぶん全日本は、技よりもまとめる戦いになるので、その面で優勝できたというのは、だいぶ演技がまとまって綺麗になってきたかなと、ちょっと自信がつきました。
Q:綺麗な体操のために何を心がけましたか?
【寺本】Dスコアが落ちているっていうのもちょっとあるかもしれないんですけど、段違い平行棒だとひとつひとつの倒立の姿勢と、流れない演技、流れる時は減点されるので、そういうことを気をつけた演技を練習ではやっています。それを試合でも同じようにやるというのが、今回の課題でした。ゆかや平均台は、練習では私は膝やつま先がちょっと癖でゆるむので、そこを意識したり、ゆかは180度の開きや、余裕をもった演技をやるために体力をつけるという練習をしました。
Q:昨日の演技後は「奇跡」という言葉も出て、1日経って表彰台のてっぺんに上がってみて、改めて初優勝の実感は?
【寺本】 (優勝すると)思ってなかったしイメージもあんまりしてなかったので、これも奇跡なんじゃないかって、今ちょっと感じています。
Q:怪我があって練習も満足にできなかった中での優勝は、小さな頃からずっとやってきたから今日があるのじゃないかと思いますがどうでしょう?
【寺本】怪我をするのは悪いんですけど、怪我からいっぱい乗り越えたり、怪我して間に合うかほんとに危ない時もたくさんあったので、そういう経験が今回にも繋がったなって思います。
Q:全日本の初優勝、これから世界と戦う時にご自分が大黒柱、エースとして女子のチームを引っ張っていくんだという思いは?
【寺本】来年のリオの切符がかかった今年の世界戦になりますが、メンバーも私がいちばん年下だった3年前や4年前よりも、たぶんガラッと替わると思います。去年は自分に必死であまりまとめられなかった、そういう悔いがあったので、今年日本代表に必ず入って、まとめる役をしたいなって思っています。
Q:鶴見選手や笹田選手と一緒の班で演技した感想は?
【寺本】虹子ちゃん(鶴見)や夏ちゃん(笹田)が一緒の班でまわっていて、私はプレッシャーやライバル感っていうよりも、楽しみの方が大きかったです。理想のメンバーというか、尊敬している選手が一緒の班でまわれて、ほんとに今日は楽しい試合ができたし、その中でも自分の演技ができたっていうのも嬉しかったです。最後のゆかのプレッシャーはそんなになかったですし、点数も全然見てなかったので、どういう状況かわかんなかったんです。だからあんまりプレッシャーはなかったです。着地で1日目、ちょっとぐらぐらって乱れたのを意識して、ひとつひとつまとめられたのが良かったなって思います。
Q:今回ずっと笑顔ですが、どういうふうに過去の失敗を乗り越えて、どういうふうな心境で臨んだのが良かったんでしょうか?
【寺本】技に精一杯じゃなかったところかな、と思います。Dスコアを上げるっていうのも大事だと思うんですけれど、攻めるっていうのも大事だなって私は思っていたんです。攻める演技っていうのは自分の中でやりたい演技だったんですけど、今回は怪我で全日本に間に合うか間に合わないか、もう諦めようかと思っていました。それくらい不安だったので、まとめる演技っていうのに決心しました。まとめる演技っていうのは簡単な演技なので、私にとって余裕があって、失敗する気配はなく、落ち着いて演技ができました。
Q:昨日のインタビューで宮川選手が怖いという話がありましたが、今日2位、3位に入った内山選手や杉原選手についてどう思いますか?
【寺本】由綺(内山)は段違い(平行棒)が得意で、私はあぁいう平行棒がやりたいって思ってたんです。由綺は平行棒で怖い存在になったなと思います。2人ともオールラウンダーで、点数も差もあんまりないので、怖い存在ではあります。紗江(宮川)はゆかと跳馬でガツンとしたものがあるので、平行棒、平均台で失敗がなければ、私たちと共に戦える存在となってくると思います。これから伸びる選手だなと私は思います。ですので紗江はホントに怖いです(笑)。
Q:ちょっと気が早いですけど、手が完治したら、優勝連覇を狙っていくのでしょうか?
【寺本】平行棒はもうちょっと戻したいなと思ってます。何週間かやってなくて全体的に体力が落ちていたので、そこを戻して、私がいちばんやりたいのは跳馬の転回1回半(前転とび前方伸身宙返り1回半ひねり)、宮川紗江選手がやってるあの技をいま練習中です。NHK杯は一発勝負なので、跳馬は特に攻めていきたいなと思ってます。段違いは、考え中です。
体操NIPPON より
男子団体金メダル
【リアルタイム】金メダル獲得
【リアルタイム】世界体操男子団体ナウ
[リアルタイム]KOHEI UCHIMURA THE FINAL
第50回世界体操競技選手権大会
NHK杯体操終了inビックハット
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Posted by gymnagano at 22:57│Comments(0)
│スポーツコーナー